【気分転換の意地悪】



昨日のあんなやりとりがあったわけで、僕と真菜弧は今大通りにいる。

【真菜弧】
「♪」

肩に乗った真菜弧は楽しげに、視線を忙しなく動かしていた。

【明仁】
「楽しそうだね」

【真菜弧】
「勿論、こんな天気に部屋にこもってたら呪われるね、ね、てんちゃん」

【明仁】
「僕に同意を求めないでよ」

【真菜弧】
「少しはてんちゃんも楽しみを覚えた方が良いよ、天気の良い日は外に出る
部屋の中で参考書ばっかり見てたらストレスで早死にするよ」

【明仁】
「これといってストレスではないんだけど……それで、何か予定とかあるの?」

【真菜弧】
「なんで幽霊の私が予定を組まなくちゃいけないのよ、その辺は全部てんちゃんにお任せ」

【明仁】
「そうなの、それじゃあ、と……」

【真菜弧】
「もし図書館とか云ったら呪い殺すからね」

【明仁】
「と……時乃宮ホール」

時乃宮ホールとは、この街にある映画館のことなんだけど
く、苦しいなぁ……

【真菜弧】
「時乃宮ホールってゆうことは映画だね、てんちゃんにしてはグウの選択だよ」

僕の目の前でぐっと親指を立てて見せる、何とか誤魔化せたみたい……

……

映画館の前に張り出されていたポスターは全部で4枚。
恋愛、ファンタジーが2枚、それからホラー。

【明仁】
「どれにする?」

【真菜弧】
「怖くないやつ」

【明仁】
「え? 真菜弧お化けとか大丈夫じゃなかったっけ?」

【真菜弧】
「お化け屋敷とかの作り物は怖くない、だけど最近のCGを使ったりしてるやつはリアルすぎるから好きじゃない
それ以前に、私お化けは嫌い……」

【明仁】
「そうだったの?」

【真菜弧】
「な、なによ……私にだって苦手な物くらいあるよ」

拗ねたようにツンとそっぽを向いてしまった。
だけど、あの真菜弧がお化けが苦手とはね……ひょっとしたらチャンスかも。

【明仁】
「それじゃあ、『墓石屋敷』これで決まりだね」

【真菜弧】
「んぇえ!!」

【明仁】
「変な声出たよ」

【真菜弧】
「ちょ、ちょっと冗談でしょ……これ、どう見たって怖そうだよ……」

【明仁】
「だね」

【真菜弧】
「だねって、てんちゃんさぁ……変えてくれないかなー」

【明仁】
「……駄目」

釈迦様のような最高の微笑で、真菜弧の提案を却下する。

【真菜弧】
「むかつくほど良い笑顔するな!」

【明仁】
「ふふ、ごめんごめん」

【真菜弧】
「ちっとも変わって無いじゃんか!!!」

……

男はランタンの火を頼りに屋敷の奥へと足を踏み入れた。
コツコツと足音が乱反射し、不気味な振動が辺りを支配する。

チョーン、チョーンと水が跳ねる音。
男は好奇心から音のする方へとランタンを向けてみた。

……浴槽だ。

浴槽の中には濁った水が溜まり、上から一定のタイミングで水が滴っていた。
天上には無数のしみ、きっと上から水が漏っているのだろう。

納得した男が部屋から出ようとすると、一定の間隔で滴っていた水のスピードが変わった。

チョンチョンチョン……

さっきよりもだいぶ早い、突然こんなことが起こるはずもないと思った男は再びランタンを天上にかざしてみた。

……バシャン!

【真菜弧】
「ひぃっ!」

突然の大きな音に、真菜弧が小さな悲鳴を上げて僕の首周りに抱きついた。
映画館に入った後、比較的空いていたために真菜弧も席を1つ拝借させてもらった。
最初は何とか堪えてみていたようだけど、30分くらい経つと音にも過剰に反応するようになってしまった。

【明仁】
「怖いの?」

【真菜弧】
「こ、怖いよ……」

僕の首に抱きついた真菜弧の眼には涙が浮かんでいた。
真菜弧が泣く所なんか初めて見たな。

【明仁】
「泣くほど怖いかなあ?」

【真菜弧】
「……てんちゃんの莫迦」

いつもサバサバして弱みなんて無いような印象だったけど、真菜弧にこんな弱点があったなんてな。
弱々しく小動物のようになった真菜弧は、結構可愛らしく見えた。

……

【真菜弧】
「……」

僕の肩に腰掛けた真菜弧は俯き顔になり、なんだか青ざめた感じがしていた。

【明仁】
「……大丈夫?」

【真菜弧】
「大丈夫じゃない……」

【明仁】
「ほんとに駄目なんだね」

映画の後半では、僕に抱きついたままスクリーンを見ようともせず、映画が終るのをじっと耐えていた。
まさかあれほどとは……

【真菜弧】
「てんちゃんの鬼……」

【明仁】
「僕もあれほど怖がりだと思ってなくて」

【真菜弧】
「帰ったら呪ってやるんだから……」

【明仁】
「勘弁してよ……」

【真菜弧】
「だったら最初からあんな映画選ばないでよ!」

【明仁】
「急に怒らないでよ」

【真菜弧】
「なんだとぉ!? 私がお化け嫌いなの知った上であの映画選んだでしょ、外道だよ!」

酷い云われようだ、だけど真菜弧がお化け嫌いなのを知った上でって云うのは本当のこと。
ということは、僕は外道ってことですか……?

【明仁】
「……ごめんね」

【真菜弧】
「ふえ?……てんちゃん?」

【明仁】
「折角外に誘ってくれたのに、意地悪しちゃって……」

【真菜弧】
「……」

一瞬きょとんとしていたが、次の瞬間には僕の首に巻きついていつもの笑顔をしていた。

【真菜弧】
「ほんと、てんちゃんは変わらないね。
いつも自分よりも人のことを心配して、他人に気を使いすぎじゃない?」

【明仁】
「そうかな?」

【真菜弧】
「そうだよ、私が云うんだから間違いない」

どこからその自信が来ているのか知らないけど、真菜弧は自信たっぷりに笑っていた。

【真菜弧】
「他人よりもまずは自分、自分に余裕が無いと疲れちゃうよ」

【明仁】
「余裕……か」

【真菜弧】
「余裕が無いとイライラする、ムカムカする、ストレスが溜まる。
悪循環にようこそ、だよ」

【明仁】
「……」

真菜弧が云うことがもっともなのかもしれない。
最近の僕には余裕を作る暇も無かったからな……

【真菜弧】
「ほら、難しい顔してるよ、折角遊びに来たんだから思いっきり楽しんじゃおうよ」

【明仁】
「……うん、そうだね」

首に巻きついた真菜弧に僕も笑みを向けてみた。

【真菜弧】
「お、良い笑顔、てんちゃんって昔から笑うと可愛いよね」

【明仁】
「恥ずかしいこと云わないでよ……」

さっきまで泣いてたカラスがなんとやら
すでに真菜弧の眼に、ホラー映画を見て泣いていた痕跡は消えていた。

……

その後も、街をこれといった目的も無く回り続けた。
そんなあての無い外出でも、僕の肩に腰掛けていた真菜弧は終始笑顔だった。

そんな真菜弧に触発されたわけじゃないけど、僕も久しぶりに楽しいと感じることが出来た。

【明仁】
「さてと、他に行きたい所あるかな?」

【真菜弧】
「もう十分楽しんだよ、てんちゃんも随分と楽しそうだったし、良きかな良きかな」

笑顔のままうんうんと頷いている。

【明仁】
「心配……かけちゃってたかな……」

【真菜弧】
「え?」

【明仁】
「自分で楽しむ振りしながらも、ずっと僕のこと気にかけてくれてたよね……」

【真菜弧】
「べ、別にそんなこと無いよ」

図星だったのか、僅かに頬を赤らめて視線を逸らした。

【明仁】
「……ありがとう」

【真菜弧】
「お礼を云われることなんて、してないもん」

目をあわせようともせず、あくまで真菜弧は否定を気取っていた。
サバサバしていた彼女も、昔からこういうところだけは変わっていないな……

……

【明仁】
「はぁ……」

街廻りを終え、家に帰ってきた時にはすでに時計も7時をまわっていた。
これといって何かをしたわけではないけど、僕はベッドに大の字に寝転がった。

【真菜弧】
「お疲れ様、今日は楽しかったよ」

【明仁】
「僕も、久しぶりに楽しかったよ」

【真菜弧】
「でしょ、やっぱりたまには肩の力抜いて街で遊びまわった方が良いよ」

【明仁】
「そうかもね……あ、勉強」

【真菜弧】
「めっ! 今日は1日しない約束でしょ」

ビシッと指を立て、勉強の禁止を命じられた。

【明仁】
「……たまにはそれでも良いか」

【真菜弧】
「だよ」

怒っていた目が、にっこりと僕の上で微笑んだ。

【真菜弧】
「遊べるうちに沢山遊んでおく、死んじゃってからじゃ何も出来ないんだから……」

【明仁】
「真菜弧……」

【真菜弧】
「ん、どした? 勉学青年?」

【明仁】
「……いや、なんでも」

【真菜弧】
「?」

よく真菜弧は自分で死んでしまったと口にする、しかもいつも表情は明るいまま。
何故彼女は自分が死んでしまったという事実を笑顔で喋るれのだろう……

【明仁】
「お風呂入ってくる」

【真菜弧】
「背中流そうか? それとも一緒に入る?」

【明仁】
「ばっ! 何云ってるの!」

【真菜弧】
「冗談だよ、てんちゃんのえっちー」

【明仁】
「もう……からかわないでよ」

【真菜弧】
「ごゆっくりー」

……

【明仁】
「ふいぃ……」

お風呂の熱気がまだ抜けず、体がほこほこと温かい。
水分を求める体に一杯の水を流し込む、内からの冷気が実に心地良かった。

【明仁】
「真菜弧、もう寝たいんだけ……もう寝ちゃってるね」

部屋の奥であるはずの無い床に寝そべって真菜弧は眠っていた。
口が閉まり無く少し開いていた、こんな子供っぽい顔して寝てるんだ。

【真菜弧】
「くぴぃ……すぅ……」

【明仁】
「……」

寝ている真菜弧の体は今も半透明、そこにははっきりとした形が存在し、僕の眼には物質が認知されている。
しかし現実にそこには何も存在など無く、情景が広がっているだけなのである。

恐る恐る眠っている真菜弧に触れてみようとした。
当然触れることは叶わず、僕の手は真菜弧の半透明な体に吸い込まれた……

あちらからは触れるのに、どうしてこちらからでは触れないのだろう……

【明仁】
「真菜弧……」

どうして真菜弧はこの世に留まってしまっているのだろう?
肉体を失い、魂だけとなってしまった彼女がこの地に留まる利などすでに無いはずなのに。

……彼女はこの世界にいても良い存在なのだろうか?

あまりにも莫迦莫迦しい問題、真菜弧がいても良いに決まっている。
だけど、それは僕の意見であって真菜弧の意見ではない。

ひょっとすると、すでに真菜弧は成仏を望んでいるかもしれない。

真菜弧が世界とのチャンネルを閉じたいと告げた時、僕はその力になってやれることが出来るのだろうか?
力になってやりたいと願いはしても、なってやれないような気がしてならない。

【明仁】
「……お休み」

これ以上考えても僕にはわからない、そう思って電気を切り布団にもぐりこむ。
真菜弧が僕を頼りにしてくれるのなら、僕は自分が出来ることをやって力になろう。

そんな決意だけが、今の僕に出来る最良のことだった……

……

それから数週間、真菜弧と僕は前例の無い同棲(?)生活を続けていた。

【真菜弧】
「起きろてんちゃーん!」

【明仁】
「とっくの前に起きてるよ、真菜弧はこれで三度目の起床だね」

【真菜弧】
「う、うるさいな! 年頃の女の子は眠いものなの、私が悪いんじゃない」

【明仁】
「寝すぎると体に悪いよ」

【真菜弧】
「死人に体調など無いのです、お腹が空くこともなければお腹痛くなることもない、死人に医者要らず」

【明仁】
「だったら眠くなることだってないじゃん」

【真菜弧】
「煩いな! 呪うよ!」

【明仁】
「またそれだよ……」

【真菜弧】
「てんちゃんはどうやっても私に勝てないんだよ、ほら、そろそろ学校行かないと遅れるよ」

【明仁】
「はいはい……」

家を出るとき、真菜弧はいつものように僕の肩に腰を下ろす。
もうこの体勢もなれたものだ。

……

決して積もるわけではないが、毎日少しずつ降る雪は道路を白く覆い隠していた。
もう1月も終盤、寒さも特に厳しくなってきている。

【明仁】
「帰りたいよぉ……」

【真菜弧】
「男の子が情けない声出さないの、寒さ対策が万全じゃない証拠だぞ」

【明仁】
「そうは云ってもさあ……真菜弧はそんな恰好で寒そうだね」

【真菜弧】
「幽霊に寒さはないの、それ何回も云ったよね」

何回も云われたけど、納得できないんだよ。
周りがコートやらマフラーやらを必須にしているのに対し、肩上の真菜弧は制服だけ。
しかもよく見れば何故か夏服……夏服は胸のエンブレムが少し違うとゆゆちゃんが云っていたっけ。

【真菜弧】
「そんなに寒いならこれ貸そうか?」

そう云うと真菜弧は自分の上でふよふよと浮いている人魂をわしづかんで僕に差し出した。

【明仁】
「うわ! ちょっと、怖いから下げてよ!」

【真菜弧】
「寒そうだから貸してあげようと思ったのに、つまんないの」

【明仁】
「その前にさ、それって暖かいの?」

【真菜弧】
「どうなんだろう? 私は触ってもなんとも無いんだけど、てんちゃんが触ったらもしかすると取り憑かれるかもね」

【明仁】
「笑顔でサラッと怖いこと云わないでよ」

【真菜弧】
「くしし」

いつもの笑いを見せて人魂を元の位置に戻す、あれって触れたんだ。

【ゆゆ】
「あっくん」

【明仁】
「ゆゆちゃん、お早う」

【ゆゆ】
「お早うございます、今日も寒いですね」

柔らかく微笑んだゆゆちゃんはいつもと同じコートとマフラーの完全装備。
ゆゆちゃんが来ると真菜弧は僕の肩からスッと下り、僕の横に並ぶ。

最近真菜弧はいつもこうしている、生前の日常がまさにこの状態だった。

【ゆゆ】
「もうすぐ期末試験の時期ですね」

【明仁】
「あ、もうそんな時期だったね、もっとも僕はその前に受験が控えてるけど……」

【ゆゆ】
「受験ですか、だけどあっくんなら大丈夫ですよ、あっくん頑張り屋さんですから」

【明仁】
「頑張りが報われれば良いけどね、それで、期末試験ということは今回もやる?」

【ゆゆ】
「あっくんが良ければ、私はお願いしたいんですけど……」

何をやるかというと、試験前は決まって僕の部屋で勉強会が行われていた。
もっとも、勉強会というよりは真菜弧の赤点を阻止する会のようになっていたのだけど……

【明仁】
「良いよ、今回もやろっか」

【ゆゆ】
「ありがとうございます、良かった……」

【明仁】
「え?」

【ゆゆ】
「いえ、なんでもないですよ」

さっきと同じようにもう一度微笑み返す、いや、今回のほうがちょっと嬉しそうだったかな。

【明仁】
「そういえば、ゆゆちゃんまだ今年にはいって1回もないね?」

【ゆゆ】
「何がですか?」

【明仁】
「まだ転んでないね」

【ゆゆ】
「な、なんですかその云い方は! あっくんは私に転んで欲しいんですか?!」

【明仁】
「そういうわけじゃないけどさ、毎年この季節恒例のことだったから」

【ゆゆ】
「毎年恒例なんて決めないでください! 第一私だって、ころ……きゃ!」

全部云い終わらないうちに小さな悲鳴とぽすんと軽い音がする。
僕の横で、ゆゆちゃんは毎年恒例の光景を初披露してくれた。

【ゆゆ】
「あうぅ、いたたたたた……」

お尻から落ちたはずなのに何故か額を押さえている、これも毎年同じ光景。

【明仁】
「……」

【真菜弧】
「……」

顔を見合わせた僕と真菜弧にしばしの沈黙。

【真菜弧】
「ふふ」

【明仁】
「ははは」

しかしそれはすぐに笑みへと変わる。

【ゆゆ】
「うぅ……笑うなんて酷いです……」

【明仁】
「ごめんごめん、立てる?」

【ゆゆ】
「そう思うんだったら手を貸してくださいよ」

【明仁】
「これは失礼」

差し出した手を握り返し、力を少し入れてゆゆちゃんのアシストをする。

【明仁】
「お尻大丈夫?」

【ゆゆ】
「まだ少し痛みますけど、大丈夫です」

【明仁】
「慣れてるから?」

【ゆゆ】
「う……あっくんの意地悪」

【真菜弧】
「意地悪ー♪」

滑って転ぶゆゆちゃん、それを楽しげに眺めている僕と真菜弧。
何も変わらない日常がそこに存在していた。

【明仁】
「ゆゆちゃんが転ぶのも見れたし、今日は楽しい1日になりそう」

【ゆゆ】
「む……」

小さく唸ったゆゆちゃんが僕の後ろに回って……

【明仁】
「んあぁ!」

突如背中に走る冷たさ、じんわりと湿気が肌と着衣に広がっていく。
背中に雪を入れられた。

【明仁】
「ちょっとゆゆちゃん!」

【ゆゆ】
「仕返しですよー」

ベーっと小さく舌を出し、ゆゆちゃんは小走りに逃げてしまう。

【真菜弧】
「ルナもやるじゃん」

【明仁】
「こっちは笑い事じゃないよ……背中冷たい」

【真菜弧】
「背中だけ冷たいと辛いよね、そんなときはこうやって」

真菜弧がくるくると指を回すと……

【明仁】
「もあ!」

僕の頭上にあった雪が落ちてきた、当然僕は雪まみれ……

【真菜弧】
「早く学校で乾かさないと風邪ひくよー」

悪戯が成功した子供のような表情で真菜弧も飛んで行ってしまう。

【明仁】
「まったく……本当に意地悪なのはあの2人なんだから」

全身にめぐる冷たさ、いつもは挫けてしまいそうな冷たさも、今日はなんだか耐えられそうな気がした。

僕がいて、ゆゆちゃんがいて、そして真菜弧がいる。
幼馴染3人揃うといつもいじられるのは僕。

もうこんなことも無いのかと思っていたけど、真菜弧があんなになっちゃった後でも僕はいじられるとはね……

【明仁】
「とほほ……」

頭にかぶさっていた雪をパンパンと払い落とし、僕も学校への道を小走りで駆け出した。
幼馴染と突然の別れ、突然の再開を果たした1月はゆったりとした時間で過ぎ去っていった……






〜 N E X T 〜

〜 B A C K 〜

〜 T O P 〜