【4月12日(土)】


【一条】
「美織、俺とまわらないか?」

【美織】
「あらあたし、どうしよっかなー……」

あごに指を当ててなにやら考えるポーズをとる、俺とじゃ嫌だっていうんですか。

【美織】
「なーんてね、良いわよ付き合ってあげる、それじゃああたしとマコ、姫と勇のペアで決まりね
お昼ごろにまたここに集まりましょう、勇悪いんだけど某にメールしておいてもらえる?」

二階堂から指が2本差し出される、了承してくれたようだ。

【美織】
「姫、しっかりと勇に荷物でも何でも持ってもらうのよ、そのための男なんだから」

音々はくすくすと笑っている、二階堂は相変わらず無表情だった。

【美織】
「さぁって、あたしたちもまわりましょうか、どこか見ていきたいところある?」

【一条】
「特には無いな、美織の好きなところに行っていいよ、俺はついていくから」

【美織】
「そう、じゃああたしがエスコートしてあげる、最初は服でも見に行きましょうか」

真っ先にファッションのチェックか、やっぱり美織も女の子なんだな。
美織の横に並んで服売り場に向かう。

……

【美織】
「これカワイー、でもこっちのスカートも捨てがたいかなー」

服売り場につくと色々と服を物色し始める。

【美織】
「ねぇーマコ、このブラウスとこっちのブラウスどっちがあたしに似合うかな?」

美織の手には青ストライプのブラウスと紫のラメのはいったブラウスが一着ずつあった。
どっちって云われても俺はこの手の感性に乏しいからどうしたらいかわからない。

【一条】
「とりあえず両方とも試着してみたら良いじゃないか」

【美織】
「それもそうね、じゃあ試着するからマコもついてきて」

首根っこをつかまれてずるずると引っ張られていく。

【一条】
「ちょっと、何で俺まで試着につきあうんだよ」

【美織】
「何云ってるのよ、あたしが試着した服の感想を誰が云ってくれるのよ
誰も試着につきあってくれとは云ってないでしょ、マコのスケベー」

顔が赤くなるのがわかる、よく考えればわかることだったのに……

【一条】
「云えるだけのことは云ってやるからはやく試着してみろよ」

【美織】
「はいはい」

試着室のカーテンが閉まる……かと思うと美織が顔だけ出して

【美織】
「覗かないでよー」

【一条】
「誰が覗くか!」

つい口調が荒くなってしまう、そんな様子を美織は楽しんでいるようだった。

……

【美織】
「まずは一着目、青のストライプのはいったブラウスだけどどうかな?」

似合っているとしか思えない、青が健康的な美織には合っていると思う。

【一条】
「良いと思うけど、もう一着を見てからじゃないとどうも云えないな」

美織はそれもそうかと云ってカーテンを閉めた、中々良い言葉って見つからないもんだな。

【美織】
「今度は紫のラメのはいったやつだけどどうかな、大人っぽいでしょ」

カーテンが開いて出てきた美織はラメがキラキラと光って確かに大人っぽく見える。

【一条】
「悪くないんじゃないか美織に似合ってると思うけど」

【美織】
「それだけなの、大人っぽい服着てるんだからもっとじっくり見てよ」

小悪魔な笑みを見せながら両腕を頭の後ろで組んで軽く腰をくねらせた。

【美織】
「ほらほら、色っぽいでしょー、もうマコはあたしの虜でしょー」

【一条】
「発情した猫みたいなことしてないでどっち買うか決めたらどうだ」

【美織】
「ちょっと誰が猫よ、うら若き乙女をいやらしい眼で見るんじゃない。
さて、一体どっちを買ったら良いのか……マコはどっちが良いと思う?」

【一条】
「どっちが良いって云われても、俺の好みと美織の好みは違うんだからどうとも云えないよ。
それにその服を着るのは美織なんだからお前の感性で決めたほうが良いと思うぞ」

上手く逃げれた、ファッションに弱い俺にしては上できな逃げ方だ。
そのスカートによく合うだのあのアクセサリーと組み合わせると良いとか。
そんなファッションコーディネーターみたいなことは俺には到底云えるわけも無い。

【美織】
「とは云ってもねー、どっちを選ぶにしても後で絶対後悔すると思うのよね」

【一条】
「だったらどっちも買ったら良いじゃないか」

【美織】
「あたしだってそうしたいわよ、でも予算の問題があってできないんじゃないのー」

【一条】
「それ二着買うと合計でいくらになるんだ?」

【美織】
「……一万五千円……」

【一条】
「一万五千円!……諭吉さん一枚と、一葉さん一枚か英世さん五枚ってことですか」

おもわず噴出してしまいそうになる、服二着買うだけで一万五千円もするなんて、女の子の服って高いんだな。
俺なんか着れれば千円でもそれ以下でもまったくかまわないんだがな、

【美織】
「どうしよう……今月は他にもいりようだからここで一万五千円も使っちゃうわけにはいかないし」

美織が両方のブラウスを見つめて本気で悩んでいる、このまま1時間でも2時間でも悩みそうな雰囲気だ。

……どうして男って女の子のこういう表情に弱くできてるんだろう?

【一条】
「その服それぞれいくらするんだ?」

【美織】
「ストライプが6千円でラメ入りが9千円、どっちにしよう」

【一条】
「だったらお前はストライプのブラウスを買うと良い」

【美織】
「でもでも、このラメ入りのほうも諦め切れないよー」

【一条】
「そのラメのはいったほうは俺が買ってやるよ、そうすれば後で後悔しなくなるだろ」

財布から諭吉さんを一枚出して美織に差し出す、美織は眼を真丸にして驚いていた

【美織】
「どういうことよ、買ってやるってあんた1万弱もするのよ、そんな高い物おごって貰えるわけないいじゃない」

左右に手を振って受け取りを拒否する、そりゃあいきなり1万もおごってくれるなんて云われたら誰でも焦るよな

【一条】
「良いんだよ、俺は別にいりようも何も無いし、1万円の出費は今は特に痛くないんだから」

【美織】
「でも、さすがに1万もおごって貰うのは……」

【一条】
「男に一度出したものをしまわせるってのは野暮ってもんだぜ、お嬢さん」

ハードボイルドに決めた、うわー凄い恥ずかしいこと云ったな、お嬢さんだってさ

【美織】
「本当に……良いの……?」

上目遣いに俺を見上げる、正直そんな美織を可愛いと思ってしまった。

【一条】
「男に二言は無いさ」

まったくどうしたんだ俺は、今日はいつもよりもえらくキザじゃないか?

【美織】
「マコ……ありがとう……それじゃあ使わせてもらうね」

おずおずと俺から諭吉を受け取り会計に向かった、その足取りは誰の眼から見ても嬉しそうに弾んでいた。
これで少しの間上手い飯にありつくのは不可能だろうな……

【美織】
「お待たせー♪」

袋を抱きしめて満面の笑みを浮かべている、男はどうしてこんな表情に弱いんだろう?

【一条】
「荷物持ちは俺が引き受けるよ、それ貸してみ」

【美織】
「そんなこれ以上は悪いわよ、これくらいあたしが持つわ」

【一条】
「いいからいいから、女の子は男の子に甘えるもんだろ」

美織から袋を受け取って片腕にかけた。

【美織】
「なんか今日のマコ……いつもよりキザっぽい」

【一条】
「自分でもそう思う、今日はいつもの俺じゃないみたいだ、それで次はどこに行く?」

【美織】
「今度はマコの服を買おうよ、あたしがコーディネートしてあげるわ」

服のセンスは女の子に任せたほうが良いか、俺が選ぶのなんて無地のなるべく大人しい服ばかりでオシャレとは無縁の服ばかりだ。

【一条】
「それじゃ紳士服売り場は……4階だな、それじゃ美織ちょっとつきあって……うわぁ!」

美織が俺の開いたほうの腕に自分の腕を絡めてきた、突然のことで声が上ずってしまった

【一条】
「美織……お前何してるんだよ……恥ずかしいだろ」

【美織】
「さっきのお礼よ、女の子にこうしてもらえると嬉しいもんでしょ」

美織は何の恥ずかしさも持っていないようだ、それに対して俺は心臓の鼓動がさっきから早くなっている。
女の子に対する免疫が無い俺には少々……かなり刺激が強いようだ。

【美織】
「周りから見たら私たち恋人同士に見えてるかもね」

笑顔が一切壊れていないうきうきな美織とは対照的に、俺はどうにか美織に今の鼓動を感づかれないように平常心を保つのに必死だった。

……

紳士服売り場にたどりついた、ほんの数分の距離しかないはずなのに何時間もかかった気がする。
売り場につくまでの間ずっと美織は腕を絡めたまま、その間心臓の鼓動は治まることがなかった。

【美織】
「よし、それじゃあマコにぴったりの服を探しましょうか」

絡めていた腕を解いて服を見始める、まるで呪縛から解き放たれたように俺の気持ちの高まりが弱まっていく。
知り合って間もない、ましてや恋人の関係でない異性にあんなことをされたのは初めてだった。

女の子って案外大胆なんだな……美織だからなのだろうか?

【美織】
「ふーん、最近は男の子の服もこってるのね、あ、マコこれなんかどう?」

【一条】
「ふあい!」

気持ちを抑えるのに精一杯で服のことを考えてなかった。
美織が選んでくれているのを忘れていて素っ頓狂な声を上げてしまう。

【美織】
「なーに驚いてんのよ、それよりこの服似合うと思わない?」

差し出された服には……表に荒れ狂う海と虎、裏にはどす黒い雷雲と竜が描かれていた。
これはどうみてもあっち系のお兄さん方が着てる服じゃないんですか?

【一条】
「何でそんなデザインの服選ぶんだよ?」

【美織】
「だって、誠人いっつもムスっとした顔してるからこうゆう渋い服のほうが似合うと思って」

確かに渋い服だと思う、しかしそれは着る人が着ると渋く見えるんであって。
俺が着たら渋いというよりいきがってるとしか見えないんじゃないか?

【一条】
「もうちょっと大人しめの服を選んでくれないか」

【美織】
「大人しめって云うと……この服なんか割と大人しいんじゃない」

今度の服は黒無地のシャツってところは良い、しかし何か文字が書いてあるぞ?
……頭蓋骨(しゃれこうべ)
しかも裏が無地だと思っていたら離れて見ると所々色が違う、眼をこらして見るとそれは大きな骸骨を形どっていた

【一条】
「こわ! 普段着にこんな服着れるわけ無いだろ!」

【美織】
「そうかなぁ? でもこの前勇は同じ様な服いっぱい買ってたよ、確かその時の文字は……『三途の川』だったような」

【一条】
「勇と俺の趣味を一緒にするな、あいつみたいに俺はスプッラッターとか得意なわけじゃないんだから」

【美織】
「むぅー、注文が多いわねーでも確かにこれは勇の趣味だわねー」

くすくす笑いながら他の服を探し始める、頼むからもっと一般向けな服を選んでください。

……

【美織】
「じゃーん、これで完璧ね」

あの後、蜘蛛の巣がいっぱい描かれたのや青白い蝶がたくさん飛んでる服ばっかり持ってくるので一向に服は決まらなかった。
どうしようもないので裏面には何が描いてあっても良いから表はシンプルなのにしてくれと服を絞り込ませた。
そして持ってきたのが裏に大きな満月が描かれて表にワンポイントで月光と書かれた服だった。

【一条】
「これならさほど派手でもなくそれなりに恰好もつくだろう、これにするよ」

服を受け取って会計を済ませる、3千円とリーズナブルな価格で助かった。

【一条】
「次はどこに……っともうこんな時間か、そろそろ集合場所に行ったほうが良いよな」

時計を見ると針は11時50分を指していた、思いのほか俺の服選びに時間がかかったようだ。

【美織】
「そうね、2人とも服も買えたことだし午前中は終わりにしよっか」

2人で集合場所の入り口まで戻る、その際またも美織は俺の腕に自分の腕を絡めてくる。

【一条】
「おいおい、何でまた腕を絡めるんだよ」

【美織】
「服のお礼だって云ったでしょ、安心して下についたら皆に見つかる前に離れるから」

ぺろりと舌を出してウィンクをしてみせる。
またしても心臓の鼓動が早くなる、下につく前に俺の鼓動がおかしくならないかそれだけが心配だった。

……

入り口には音々と二階堂の姿があった、美織が気づかれる前にささっと腕を解く。

【美織】
「ごめんごめん遅れちゃった」

【音々】
「私たちも今戻ってきたばかりですよ」

音々の後ろで二階堂が紙袋を1つ抱えていた、袋からはフランスパンが収まりきれず頭を覗かせていた。

【一条】
「勇、それお前の買い物か?」

指が1本……違うってことはあれは音々が買った物だろう。

【音々】
「勇さん本当によろしいんですか、私の買い物ですから私が持ちますのに」

【二階堂】
「……荷物持ちは男の使命だ……気にすることはない」

【美織】:「かっこいいこと云うのね、荷物持ちは男の使命なんて、キザな誰かさんとは大違い」

ちらりと俺のほうを見る、思わず眼を逸らしてしまった。

【某】
「おーい、すまんすまんちょっと欲しいもんぎょーさんあってどれ買うか悩んでたら遅れてしもて」

廓が集合場所に到着する、しかし、なんだあのおかしな量の荷物は?
片手に3袋ずつ合計6袋もの買い物袋を提げていた。
今は聞かないでおこう、立ち話じゃ説明にいつまでかかるかわからない

【一条】
「とりあえずどこかで昼飯にしようか」

【一同】
「さんせーい」

……

【某】
「一条の方はどこ行ってたんや?」

【一条】
「俺は美織と一緒にまわって、服を買ってきたけど」

【某】
「美織と一緒にねー、それでどんな服こうたんや?」

【一条】
「後ろに満月の絵が描いてあるやつだよ、美織に選んでもらったんだけどなかなか決まらなくてさ。
蜘蛛の巣が描かれたやつとかきわどい文字の書いてある服ばっかり美織のやつ選ぶから」

【二階堂】
「……」

さっきまでラーメンをすすっていた二階堂が俺の科白にぴたっと箸の動きを止めた。

【二階堂】
「……廓、ちょっと付き合え、一条今の科白に間違いはないな?」

やけに真剣な眼で二階堂が確かめてくる、真剣な眼って云っても細目だから違いがわからないが言葉には真剣さがあった。

【一条】
「あぁ、ついさっきのことだからどこも間違ってないと思うけど……?」

すると二階堂はものすごい勢いでラーメンをすすり、丼を空にした。

【二階堂】
「……善は急げだ、廓行くぞ……」

二階堂は千円札を1枚その場に残して廓を引きずって店を後にした。

【一条】
「どうしたんだ、勇のやつ?」

【美織】
「勇はそういった服が好きだからねー、聞いてたら欲しくなったんでしょ」

納得、二階堂だったら俺が拒否した服を全部買いそうだな。

【一条】
「音々はどこに行ってたの?」

【音々】
「私は食料品売り場に二階堂さんと一緒に行きました、ここって結構良い食材とか珍しい輸入品があるんですよ。
上質のココナッツミルクや海外の缶詰とか」

【美織】
「姫は料理上手だもんねー、あたしも少しその力を分けて欲しいわよ」

【音々】
「ふふ、駄目ですよ、美織ちゃんは私の持ってない力をたくさん持ってるじゃないですか
料理だけは美織ちゃんにも負けませんよ」

【美織】
「むぅー云ったなー、だったら今度勝負でもしてみる?」

【音々】
「いいですね、でも止めておきます、美織ちゃんが落ち込む姿はまだ見たくないですから」

【美織】
「何よそれ、私が絶対に負けるみたいな云いかたじゃない……でも、たぶん負けちゃうわね」

【2人】
「ふふふ、あははははははは」

女の子2人で盛り上がっている、俺は1人蚊帳の外、料理なんてできないからな。

美織と音々も昼食を食べ終わるのを待ってこれからどうするかを話し合った。
廓と二階堂がいないということで3人で午後を過ごすことにした。
当然男の俺が1人で3人分の荷物を持つことになったのは云うまでもない……

……

街に戻ってきて早々、廓と勇の2人はラーメン屋へと姿を消した。
なんでも隣街から帰ってくるといつもこんな感じらしい。

【音々】
「それでは私も家がこちらなのでここで失礼しますね」

食料品の入った袋を両腕に抱いて音々は別れを交わす、本当は持ってあげたいんだが音々はどうしても持たせてくれなかった。

【一条】
「それ本当に家まで大丈夫?」

【音々】
「大丈夫ですよ、私だってそこまでか弱い女の子じゃないんですよ、誠人さん美織ちゃんさようなら」

笑顔で軽く手を振り街の中に消えていく、なんかよろよろしてるけど本当に大丈夫かな?

【一条】
「それじゃぁ俺たちも帰ろっか」

【美織】
「うん、それで1つお願いがあるんだけど、途中まであたしの荷物持ってくれない?」

【一条】
「それくらいお安い御用だ」

袋を受け取って手にかける、それを待っていたかのように美織が腕を絡めてきた。

【美織】
「今日は1日こうしていてあげる、十字路までだけどもう誰かに見つかる心配も無いからね」

【一条】
「ありがたいんだけど……俺にはちょっと恥ずかしいんだが」

【美織】
「あらら、赤くなっちゃってカワイイー、誠人って結構初心なのね」

図星だ、さっきからまた鼓動が早くなってきている、平常心を保つんだ俺。
美織とは恋人同士じゃないんだぞ、何を恥ずかしがる必要がある、普段通りにすればいいんだ。

自分に暗示をかけて精神を安定させる、勿論安定なんかはしてくれなかった……
鼓動は辺りに響き渡っているんじゃないかというくらい、俺の中では大きなものになっていた。

……

十字路に差し掛かる、この緊張状態ももうすぐ終わるんだ。

【美織】
「十字路についちゃったわね、残念だけどここまでか」

名残惜しそうに腕を解いて袋を受け取った。

【美織】
「マコ、今日はありがとね、また今度一緒に買い物行こうね」

【一条】
「美織が行きたいって云うんなら付き合うさ」

【美織】
「……ありがとう、じゃね、バイバーイ」

腕を大きくぶんぶん振って十字路を駆けていく、夕日に染められた赤い街に美織の姿が溶け込んでいく。
その間も俺の心拍数は上昇を続けていた、美織が去った後でもそれはしばらく止むことがなかった。

……

新しく買ったシャツを着てみる、なかなかいいせんいってるんじゃないか?
やっぱり女の子の見立てってのは違うな。

グルルルルゥゥゥゥゥゥ

腹の虫が食事を要求している、鏡に映った自分なんか見ても腹なんか膨れないってことですか。

……

冷凍食品と生野菜を食べて腹に活力をみなぎらせる。
腹が膨れると眠くなる、今日は色々と街をまわったせいで疲れがいつもより強い。
睡魔と闘うことなどせずあっさりと負けを認める、明日は日曜日、休みはまだ明日もあるんだから。





〜 N E X T 〜

〜 T O P 〜